乳幼児から大人まで・転ぶ怪我が増加
　　　　　日本児童安全学会に発表しました（平成27年）

○大人でも“転び”が多くなっているという情報

　民放テレビ番組から（平成28年3月）
　デパート職員が「転倒防止の体操」を全員で毎朝行っている
　転んで怪我する職員が多いから、とのこと
　＊労災給付で「転ぶ怪我」が毎年増え続けているという情報

○乳幼児でも「転び」で顔面の怪我受診が増えている

　負傷率。幼稚園、保育園、小学生、中学生は1位。高校生は2位　
　＊（転倒して顔部の負傷の中）

○保育園児の転倒受診　どうしてそうなるの？

脚力だけではない、腕も、体幹もそして心も、もっと育つこと
心とは→脳も（先を読む）、目も（視界を捉える）、意思決定も（どう動くかという）、みんな必要
体とは→心の閃きに体の動きが反射的に付いてくる体のこと
あっ、危ない、体をかわす？よろめいた。でもバランスと脚力で踏みとどまれる？
あっ、強い衝撃で倒れてしまう、が、反射的に手をついて、顔からの転倒を回避できる？

○対応として、運動はそれなりにやっていた、という保育者の方へ

保育園では過去に50年間も散歩が盛んだったが、転びの怪我は年々増えている
転ばない体をつくるのは、体を動かすという実践活動あるのみ、は誰でも知っているが・・

○私たちの保育方法、従来と少し違うが・・自発性
　　　　　　　1～2歳から、子どもの好きな遊びに任せてみる？　ご検討ください

「転ぶ遊具で転ばなくなる」

体の巧緻性がつくのなら、そんなに痛くない室内で転んでもらうという方法です
そう、なぜか子どもたちが大好きなのは、大きくて重くて動かせるもの、揺れる、動くものも
それで遊んで、よろよろしたり、つまずいたり。でもなぜか自分から喜んで取り付き、
何回も転んでは起き上がって、長い時間体の動きを楽しみます。
だから、これって柔道の受け身の練習と同じ効果。というわけ
“7年間の大きい遊具遊びが、5歳児の転びの怪我を８０％も減らしました”（東社協研究発表）
保育者の皆さんへ。特に室内でも大きくて重くて、または体を揺らす、動かす遊具って
どんなもの？手作りできそう。皆で考えて、作ってみませんか？

＊学校管理下の災害平成26年版他＊日経新聞記事米東社協の研究新宿区立保育園平成24年