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2020年10月
狭い園庭。なんとか広く使えないか
場所と、遊べる物が増えれば良い

東京都練馬区のある保育園。定員は60名と少ないが。庭も小さい。 なにしろ、20人程しか遊べない狭さだが、何とか方法がないか?・・ というご相談を受けて、お尋ねしてみました。 うーん、これは・・まさに珍しくも、狭いです。ご家庭のお庭よりは広いけど・・・ 庭の敷地はおよそ70平方メートルほど、これでは確かに、走れば20名で精いっぱい。 なんとかしたい。外の空気の中で、空を見ながら遊べる・・を目指し、 うーむ、安全に遊びを広げられる場所を見つけ、遊具を増やすことです ※クリックで拡大
1.場所は2か所、トライできました。 (1)外遊びの場に、ベランダの使用を加える  今までベランダは出入りだけで遊びはしなかったが、ここも立派な外の空気。  ほんとは外靴で遊びたいが、まあ、靴を脱いで上がることにして、  此処に敷物を敷いて多分、おうちごっこ等もできるだろう (2)プールへ通う小道を常時遊びに解放する。  プール開設時だけ鍵を開けて通っている小道の活用(幅140cm長さ約7m)  (小道、プールは柵で他の土地と仕切られていて見通しは良い)  小道の入り口付近に敷物類を多く積むと、子どもたちは自分たちのエリアを作り、  小物を運び込んで遊びが続きます。    2.おうちごっこの為準備する物   敷物類(風呂場に敷くマット、一畳を三枚に切って周囲を縫った小さいござ等沢山   テーブルなどにできる可動遊具(ウッドブロック、マルチパーツ、板 巻末参照)        ままごとができる小物 (お盆、皿小鉢、鍋、ボウル類)   その他室内で遊んでいるもの(ブロック類、積み木等)   遊べる人数もぐっと増える  ベランダにはそれぞれ3~4人の集団が3組ほど、小道にも3組ほど楽に遊べます。  敷物等の可動遊具、小物等さえ運べれば20人以上の協同遊びが発現します。  色々な遊具類が豊富にあれば発想も豊かで遊びも盛り上がります。 *お片付けは大変・・か?  ご心配なく。十分遊んだ子たち(幼児は約90分)は満足するとさっさと片づけます。  自発的片付け方で、その日の充実度がはっきりわかります。   場所も遊具もできる範囲で始められたとの事、その後お伺いできず残念です。